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国際化社会に生きる大人に相応しい、かの地とツナガル時計

GMT、ワールドタイマー、デュアルタイム……など、呼び方も仕様もさまざまあるが、要するにふたつ以上の時刻を一本で表示できる時計がある。世界を股に活躍する男にとっては当然、実用的。そのうえ、大切な誰かがいる、もしくは重要な何かがある、「かの地」ともツナガルことができる。前編に引き続き後半をお楽しみあれ。

GRAND SEIKO グランドセイコー
スポーツコレクション
機能を正統進化させた名作クオーツのGMT



発売予定。SSケース、39mm径、クオーツ。33万円/グランドセイコー 0120-302-617
クオーツムーブメントの精度を追求する日本発信のグローバルブランドから、「キャリバー9F」シリーズ初のGMTモデルが登場。便利なのは時差のある地域の時刻に合わせるときに、時計を止めずに時針のみを動かせる点。これにより、クオーツ時計の高い精度を失うことなく、操作することが可能となった。

また高いトルクを持つツインパルス制御モーターのおかげで、力強く存在感のあるGMT針を装着することにも成功している。

HAMILTON ハミルトン
ブロードウェイ GMT 限定モデル
ロングパワーリザーブが旅の頼りになる都会派モデル


世界限定2018本。SSケース、46mm径、自動巻き。16万6000円/スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7371
都会的な男性に向けて2016年に登場したモデル「ブロードウェイ」に、数量限定のGMTモデルが登場。24タイムゾーンを表す都市表示のセラミックスベゼルを備えており、どこにいても腕元を見るたびに旅を感じさせてくれる。ハミルトン専用に開発された80時間ロングパワーリザーブの「H-14」を搭載し、機能面の信頼性も高い。

VAN CLEEF & ARPELS ヴァン クリーフ&アーペル
ミッドナイト ユール ディシ
エ ユール ダイヨール ウォッチ
2つの窓からそれぞれ覗く「こちらとあちらの時間」

K18PGケース、42mm径、自動巻き。312万5000円/ヴァン クリーフ&アーペル 0120-10-1906
時の詩的表現で世界的に評価の高い、同社が手掛けるデュアルタイム時計。モデル名「ミッドナイト」に続く語を訳せば「こちらの時間、あちらの時間」と、名前も凝っている。ジャンピングアワーで2つの時間を表示。上方の窓が「こちら」で下方の窓が「あちら」に。分針はレトログラードを採用。同社のセンスと、提携する時計製作工房アジェノー社の高い技術が融合している。

MECCANICHE VELOCI メカニケ・ヴェローチ
アイコン ナイトライト
進化をやめない4時刻表示のインパクトウォッチ

チタンケース、49mm径、自動巻き。88万円/ビックグローブ 03-3401-8006
エンジンのシリンダーにインスパイアされた大型の独創的なケースデザインに、4つの時間帯を表示するユニークな機能が人気となっている、名前どおりの「アイコン」。最新モデルには、1つのムーブメントで4つの文字盤を駆動させる独自開発の自動巻きムーブメントMV8802を搭載する。チタンケースに施した美しいペルラージュ加工に、塗り分けられたカラフルなダイヤルがひと際映える。

JAEGER-LECOULTRE ジャガー・ルクルト
レベルソ・トリビュート・デュオ・ラージ
裏表で使用できる名品のデュアルタイム



ケースを裏返すとドレッシーな白文字盤! 世界限定100本。K18PGケース、縦49.4×横29.9mm、手巻き。247万5000円/ジャガー・ルクルト 0120-79-1833
シンボリックな反転ケースの両面に、時刻表示を備えたレベルソの「デュオ」。1つのムーブメントで、異なる2つの時刻を動かす仕組みだ。いずれかをローカルないしはホームに設定できるエレガントな実用時計といえる。もちろん気分に合わせて黒か白かを選ぶのもよし。

こちらは、アルゼンチンのブーツ専業ブランド、カーサ・ファリアーノとコラボレーションしたコードバンレザーのストラップを装備。アール・デコの精神が宿る、エレガントなゴールド製レクタンギュラーケースとの相性は抜群だ。


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オーヴァーシーズに直径33mmのレディ・クォーツ誕生

直径37mmの自動巻きのみで展開されていたオーヴァーシーズのレディスモデルに、新しく33mmの「オーヴァーシーズ・レディ・クォーツ」が追加投入された。



ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ・レディ・クォーツ」
「オーヴァーシーズ・レディ・クォーツ」は、3つのモデルから選べる。SSケースはブラックまたはブルー“デニム”ダイヤル、18KPGモデルにはシルバーダイヤルが組み合わされた。
■クォーツ。SSケース(直径33mm)。50m防水。ダイヤモンドベゼル。磁気から保護する軟鉄製ケース・リング。1,448,000円(税別)
■クォーツ。18KPGケース(直径33mm)。50m防水。ダイヤモンドベゼル。磁気から保護する軟鉄製ケース・リング。2,780,000円(税別)


カジュアル・シック・スポーティ。スーパーコピー時計洋服を選ばない変身ウォッチ
 33mmの小型ケースは、女性らしい表情や魅惑とスポーティーなルックスが上手に融合されている。ダイヤモンドベゼルに縁取られたダイヤルは、ブラックラッカーとサンバースト仕上げが施され、ファセットを刻み蛍光塗料を加えた18Kホワイトゴールド製のインデックスや針と心地よいコントラストを成している。実用的で非常に見やすいこの女性用モデルの「オーヴァーシーズ」は50mの防水機能が備わり、水仕事も不安なくこなせる。ユーザーの好みで付け替えられるブレスレットとレザー&ラバーストラップで、スポーティからエレガントにも瞬時に切り替わるのだ。



買ったその日から3パターンの着回しが楽しめる
 日本人女性の細い手首にもフィットする33mmケースを採用したこのモデルは、時計のスタイルをさまざまに変えられるインターチェンジャブル・ブレスレット/ストラップのおかげで、3様の変化が楽しめる。グランドセイコー コピー半マルタ十字のリンクを連ねたメタルブレスレットでカジュアルなルックス作り出したり、レザーストラップでシックないろいろなイメージを演出したり、さらにラバーストラップでスポーティな雰囲気を楽しんだりと、付け替えによる変化を楽しむだけでなく、豊富に用意された別売りのカラーストラップで、パーソナライズを豊かにするが選択肢がこの時計の特色だ。

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【2021新作時計】H.モーザー「エンデバー ・センターセコンド ダイヤモンド コンセプト」

驚くほど鮮やかなカラーのフュメダイアル
 H.モーザーのコンセプト フュメダイアルは、「ルイヴィトン時計レディース」の追求という哲学的な考え方に基づくコンセプト作品として5 年前に発表された。このシリーズはブランドを代表するヒットとなり、クラシックな色合いだけでなく、製造が難しいビビッドカラーの文字盤までコレクションが広がっている。



H.モーザー「エンデバー ・センターセコンド ダイヤモンド コンセプト」バーガンディ
自動巻き。27石。21,600振動/時。SSケース(直径38 mm / 厚さ10.3 mm)。パワーリザーブ約3 日間。30m防水。1,950,000円(税別)。4月発売予定。世界限定100本。
60 個のダイヤモンドをセッティングしたベゼル


従来のエンデバー ファミリーになかったカラー - Burgundy(バーガンディ)と命名 - のフュメダイアルが、38mm モデルのベゼルを飾るダイヤモンドの崇高な輝きと組み合わされた。H. モーザー社は、ブランドラベルよりも製品そのものに重点を置くことで、シンプルであることが驚くほど効果的で、予想外に力強いことを改めて証明して見せた。


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摩訶不思議なディスクの動き、レッセンス創設10周年記念モデル第一弾「タイプ1 スリム X」

「機械式時計の機能を21世紀の環境に適応させ、進化させること」を目標に2010年に創業したレッセンス。ベルギーのアントワープでデザインされ、スイスのフルリエで作られている。ブランド名は、Renaissance(ルネッサンス)とEssence(エッセンス)のふたつの言葉の融合だ。今年、創業10周年を記念した新作「タイプ1 スリム X」を発売した。記念モデルは第四弾まで続く。



ディスクによる時刻表示と裏蓋でゼンマイを巻き上げる独自システムは、伝統的な時計製作のアプローチとは全く異なる構造である。
レッセンス「タイプ1 スリム X」
自動巻(Cal.2892/A)特許取得ROCS1(Ressence Orbital Convex System)。40 石。毎時28,800 振動。パワーリザーブ約36 時間。Tiケース(直径42 mm、厚さ11 mm)。10m防水。世界限定40 本。212万円(税別)。


創業10周年記念「タイプ1 スリム X」の特徴
 レッセンス・オービタル・コンベックス・システム(ROCS)と名付けられた、ディスクが軌道に乗って互いを追いかけるように常に動き続ける機構を搭載した自社開発(特許取得済み)の時計構成パーツユニットが採用されている。「タイプ1 スリム X 」では、ダークオリーブグリーンのダイアルが半分ずつ異なる仕上げで作られ、午前零時と正午の表示を区別している。写真では左半分がマット仕上げ、右半分がサーキュラー仕上げで、光が2種の異なる仕上げの表面に当たると、一つの色に対して異なる解釈が生じるという、遊び心溢れるアプローチだ。


「タイプ1 スリム X」の調整は、ケースバックに配されたレバーを用いて手動で行う。この時計にはリューズがなく、巻き上げおよび調整のための機構は、ケースバックそのものになっている。これは、人間工学の観点からも優れたデザインで、着用する手の左右を選ばない。

※摩訶不思議な文字盤の動き方は本国HPが分かり易いのでオススメ

ジンから70年代スタイルのレーシングストップウォッチ「R500」が登場

ジンはブルヘッド型のクロノグラフ「R500」を300本限定で2021年1月より発売開始する。1970年代のデザインへ回帰したスタイルには、懐かしさを覚える人も少なくないだろう。

現代に復活をとげたブルヘッドクロノグラフ


ジン「R500」
自動巻き(Cal.ETA7750)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。Ti(直径42mm、12時側の厚さ16mm、6時側の厚さ13mm)。20気圧防水。限定300本。70万円(税別)。2021年1月発売予定。
 1970年代、自動巻きクロノグラフ黎明期に流行したブルヘッド型のクロノグラフ。12時位置のリュウズと11時・1時位置のプッシュボタンの配置が牛の頭のように見えることからそう呼ばれている個性的なデザインだ。ジンも同年代にこの「ブルヘッド型」を製造していた歴史があり、50年以上の時を経てこのスタイルが現代によみがえった。300本が限定で販売される「R500」である。



今作のテーマはレーシングストップウォッチであり、モータースポーツを想起させるデザインに仕上げられている。グレード5の高強度チタンが用いられたケースは、ドライバーが装着時に表示を確認しやすいように12時方向から6時方向へ傾斜しているのが特徴。また、着用者に向かって角度が付けられているため、装着時でもプッシュボタンを操作しやすいというメリットもある。



ムーブメントは信頼性の高い自動巻きクロノグラフであるETA7750を採用しているが、ブルヘッド型であるためバランスの良い「横3つ目」配置だ。実用に貢献するデイト表示に加え、12時位置にはパワーリザーブインジケーターを備えている。また、時・分針とインデックスに蓄光塗料を塗布しているおかげで、夜間のドライブでも視認性を損ねることはない。

 速度を計測するためにインナーベゼルに配されたタキメーターに加え、赤いステッチとエンボス加工を施したレザーストラップからは、レーシングカーのメーターやシートのデザインをオマージュしていることが分かる。


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