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ブラックベイクロノのオリジナルモデルを振り返る


チューダー オイスターデイト クロノグラフ Ref.7031/0

チューダー初のクロノグラフモデルとして1970年に登場。オイスターデイトとネーミングされたクロノグラフモデルはロレックス デイトナとは異なる2カウンター(2つ目)クロノグラフ仕様であることや、オレンジ、グレーなどチューダー独自のデザインが採用されていました。特殊な形状のインデックスはホームベース文字盤と呼称され絶大な人気を集めています。近年、コンディションに優れる個体の流通数が激減したことにより、ロレックスに勝る高値で流通することも珍しくありません。

2カウンタークロノグラフ、6時位置の日付表示、ねじ込み式のクロノグラフボタンなどからも、ブラックベイクロノのデザインはこのオイスターデイト クロノグラフをモダンに踏襲したデザインであることがよく分かるのではないでしょうか。



チューダー クロノタイム Ref.79180

1976年にそれまでの手巻きから自動巻きへとムーブメントが変更、さらに文字盤には新たに「CHRONOTIME」の文字が入りました。ムーブメントには高い耐久性を誇るバルジュー7750が搭載。構造上分厚いムーブメントを保護することからオイスターケースの厚みは手巻き時代に比べ約1.5mmも分厚くなり、その形状からビックブロック(カマボコ)ケースとして親しまれました。 武骨なデザインはアンティーク市場で人気が高く高値で推移しています。

ベゼルに直接表示されたタキメーター、分厚いケースなど、ブラックベイ クロノ Ref.79350はこのクロノタイム Ref.79180の雰囲気が踏襲されています。

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